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CULTURE プティマインが触れるカルチャー

MAMA TALK. vol.2

中原 歩

 

憧れのお仕事をしているおしゃれママの子育て術、お仕事術を紹介するこのコーナー。

今回は、1児のママで、モデル、ヨガインストラクターとして産後ますます活躍する中原歩さんにお話を伺いました。

 

 

中原 歩

モデル、ヨガインストラクター

「LEE」「InRed」「ミセス」「MORE」「BAILA」など数々の雑誌やCMでモデルとして活躍するかたわら、2009 年よりヨガインストラクターとしても活動中。現在1歳の男の子のママ。


モデルを続けるため始めたヨガで
新しい才能が開花


モデルの仕事を始めたのは、今は休刊した「mcシスター」という雑誌の専属モデルに合格したことがきっかけでした。13歳から高校卒業するまで専属モデルとして活動をして、その後雑誌や広告のモデルとして本格的に活動を始めました。

ヨガに出会ったのは、22歳ごろだったと思います。私は中学・高校とモデルをしていたので、部活には参加ができなくて、運動をするのは学校の体育の授業だけだったんです。卒業すると、なかなか体を動かす機会がなくなってしまって、体力や筋力がすごく落ちてしまいました。少しハードなお仕事が続くと、仕事の後はマッサージに行かずにはいられなくなり、むくみも溜まって体調不良が続きました。モデルの仕事は、朝が早かったり不規則なので体力勝負なところがあるのに、このまま仕事を続けて大丈夫なのかな?と思うくらい体が辛くて。このままじゃまずい、と思っていた頃、ヨガに出会ったんです。

ヨガは、マイペースにやっていいんだよ、というところが私には合っていました。それからどんどんヨガが楽しくなって、26歳の時インストラクターの資格を取ってからはヨガを教える仕事も始めるようになりました。最初は人前に立って教えるなんてとんでもない、と思っていたのですが、信頼している先生から声をかけていただいたので、勇気を出してやってみようかなと思ったんです。

スタイル維持に役立つだけでなく
メンタル面でのメリットも大きいヨガ


ヨガのお仕事がだんだん増えてくると、「ヨガモデルなの?」と聞かれたりすることもあって、そのことで悩んだこともありました。私の中では、モデルもヨガも両方とても大事なのですが、「ヨガモデル」とカテゴライズされることには違和感があったんです。でも、誰がどう捉えようと、私はモデルであり、ヨガの先生でもあり、どちらも好きなことを仕事にすることができているから、とある時から気持ちを切り替えることができました。

ヨガを始めてからは、気持ちの切り替えをすることが上手になったかもしれません。以前は、他人にどう見られるかなどをすごく気にしていたのですが、ヨガを始めてからは、他人ではなく、自分がどうありたいか、ということに意識を向けられるようになりました。ヨガのメリットは、もちろんポーズを取ることで体が引き締まるという見た目的な効果も高いのですが、それよりもメンタル面での効果が想像以上に大きくて、それもヨガの魅力なんだと思います。気持ちが落ち込んでいると、姿勢もどんどん内向きになって行くのですが、しっかり呼吸をして姿勢を整えて行くと、気持ちも前向きになっていく。相乗効果がすごいんで す。


妊娠中の変化との向き合い方

妊娠がわかった時は、マンガのように世界がキラキラして見えて。すごく嬉しくて、この喜びは今まで味わったことがないものでした。つわりは辛かったけど、毎日お腹の赤ちゃんに「元気で育ってね」「来てくれてありがとう」「会えるのを楽しみにしてるよ」とか、たくさん話しかけていました。妊娠中はホルモンバランスが変わって、体もすごく変化するので戸惑いがあったのですが、ヨガも続けながら、できるだけ心穏やかにいられるように心がけていました。

インストラクターのお仕事は、臨月手前まで続けていました。個人差はあると思うんですけど、妊娠中は腰が痛くなったり便秘になったりしがちなので、私はヨガをやっている方が体の調子がよかったですね。いざ出産というときも、出産に向けてヨガの呼吸法がすごく役に立ちました。マタニティ期にヨガを始められる方も多いのですが、妊娠前から始めると、より効果を感じられると思います。


産後の体型戻しのコツは
家事の合間の「ながらヨガ」


初めての子育てで、慣れないし、眠れないし、体型も戻さなきゃ、ヨガもしなきゃと最初は焦っていました。でも、産後はすごくエネルギーを消耗するし、以前と同じようにはやっぱり動けないんですね。それをまず受け入れることから始めました。今できる範囲のことを、無理なくやることが大事。特に授乳をしているととても体力を消耗するので、そういう時は負担の少ないポーズをとったり、呼吸法や瞑想をちょっとずつ取り入れて、その日の調子によって、休むことも大事にしながらヨガを取り入れています。

今は、朝のちょっとした時間や、夜寝る前にベッドでできるポーズなどのヨガを日常的にしています。洗い物をしながらも呼吸法をしたり、実は骨盤底筋を締めていたり。あとは、テーブルやソファを使って胸を開いたりとか、そういう「ながらヨガ」をちょこちょこやっています。焦って変にダイエットをしたりすると、あまり良いことがなかったので。少しずつ体を元に戻していきました。


ママになって心がけているのは
いつも笑顔で元気でいること


子どもを産むまでは、「できなくなること」がすごく増えるんじゃないかな、と不安に思っていたこともありました。時間の制限ができるし、自由な時間は圧倒的に減るので。でも今は、逆にすごく世界が広がったなと思っています。もちろん時間の制限はあるんですが、メリハリがものすごくついて、仕事の時は仕事に集中して、グッとその時間が凝縮したように思うんです。

もともとお仕事もヨガも大好きな分、出産前は、ずっと頭の中に常に仕事のことがあったんです。それがエネルギーにもなっていたのですが、今は「お母さん業」をしている時はお母さんのことしかできないから、それに集中するし、そうじゃないお仕事やヨガをする時間が取れた時の喜びは、前よりももっと高くなりました。前よりもっと仕事が好きになり、楽しくなったし、子育てをしている時も笑顔でいる時間が増えたんです。私が子供に対して注げるエネルギーも凝縮した分、子育てが前より楽しく感じるし、私自身が笑顔でいられる時間が増えたので、子どもにもそのことが良い影響を与えていると信じています。

子育て本で唯一読んだ佐藤初女さんの子育て本にあった“ゆっくり待つ、受け入れる。”という言葉がすごく心に残っていて、子育ての上で心がけています。なんでも効率よく早く、と動きたくなってしまうんですが、出来るだけ子どもをよく見て子どものペースや好奇心を生かしたいなと思っています。​子どもってびっくりするくらい親のことを見て、感じ取っているんですよね。自分が子どもの頃のことを思い返しても、お母さんが元気でない時は家の中が暗くなる気がしていました。お母さんが笑顔で元気でいることは、きっと家族の雰囲気にも影響すると思うので、なるべく自分が笑顔でいられることを意識しています。


ママとして、女性としてしなやかに
前向きに人生を楽しみ生きていたい


日々のことでいっぱいいっぱいになってしまうことも多いのですが、そんな中でも自分の好きなことや、やりたいことをできるスペースを確保しながら、前向きに人生を楽しむことを忘れないでいたいなと思っています。家事や子育てには終わりがなく、ずっと続いていくことなので、そればっかりになっちゃうと、寂しく感じてもしまうんです。

余裕を確保するのはすごく難しいことなのですが、そういうご褒美の時間も時々自分に与えながらだと、また新鮮な気持ちで家事や子育てを頑張ることができるのではないかと思っています。芯はしっかりありつつ、しなやかにバランスを取って生きていきたいです。

モデル中原歩さん直伝!ママに効くヨガポーズ
こちら

photographs : Tomomi Chijiiwa
hair & makeup:Minori Muramatsu
edit & text : Mami Miyazaki
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