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星野奈々子

星野奈々子さん 料理家

慶応義塾大学卒業後、日本IBMにてITエンジニアとして働きながら料理の勉強を始め、退社後にフードコーディネーターとして独立。現在は書籍、雑誌、企業のレシピ開発を中心に活動。「はじめての台湾料理」(PARCO出版)など著書多数。7歳の息子を持つママ。

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夏休みの学童弁当 [Recipe:ひじきと大豆の煮物]

こんにちは。料理家の星野奈々子です。

お盆も明けていよいよ夏休み終盤ですね。

先日、雑誌の企画で学童弁当の特集を担当しました。

働く小学生の親にとって、学童弁当は特に悩みの種なので、攻略法を教えて欲しい、とのご依頼でした。

幼稚園のように毎日お弁当を作っていると作り慣れてくるのですが、1ヶ月程度の期間限定、しかも夏なので食中毒なども心配。。また、成長期だし、いろんなものをバランス良く食べてもらいたい、という気持ちもあって、手を抜くことに罪悪感を感じる、とのことで夏休み前から憂鬱という意見もたくさん聞きました。

私も夏休みは普通に働いているので、息子は旅行などの時以外は学童に行っています。

料理が仕事なので、もともと苦にならないのでは、と言われることもありますが、撮影の仕込みなどを早朝からする日も多く、並行して作るととても大変なので、頑張り過ぎないようにしています。朝、お弁当にかける時間は10分程度。

お弁当作りが楽しみ!毎日時間をかけて作っている、という方もいらっしゃるでしょうが、お弁当作りが苦手な方に、少しでもラクになり、そこそこ見栄えもしてバランスが良いお弁当のコツをご紹介したいと思います。

私なりのコツは「ワンパターン」「おかずのスライド」です。

基本的に主食はご飯。栄養を考慮して雑穀ご飯にしていますが、おにぎりにするのも結構時間がかかり、一緒に詰めるおかずを選ぶので、おにぎりにはせずそのまま詰めるのみ。混ぜご飯、炊き込みご飯なども前日作ったなどの理由がない限りはやりません。お弁当箱に雑穀ご飯を敷き詰め、上におかずをのせる「のっけ弁当」スタイルです。これだとご飯とおかずの詰め方に試行錯誤することもなく、パッと開けるとおかずばかりなので、少し豪華に見える効果もあります。真夏だと、おかずの汁がご飯にしみて傷みやすくなる、とも言われますが、遠足などと違ってほとんどの学童では涼しい場所でお弁当を保管することが可能だと思うので、登校時間が短く、朝作ったお弁当で、数日前の作り置きなどを入れなければ大丈夫かと思います。ただ、学童に行くまでの時間が長かったり、お弁当を暑い日に持ち歩かなければいけない場合には仕切りなどで分けた方が良いかもしれないので、状況によってご判断ください。

メインは、ハンバーグ、唐揚げ、焼き鮭、ピーマンの肉詰め、など、子供が好きなものの繰り返しです。これは夕ご飯で作った時に少しずつ取っておき、冷凍しておきます。当日はレンジで解凍するだけ。冷凍したおかずがない場合には冷蔵庫に余っている肉をしょうゆとみりんで炒めます。豚こま切れ肉が定番ですが、牛肉でも鶏肉でも何でもOK。野菜が余っていたらざく切りにして一緒に炒めると彩りも綺麗で野菜もとれて一石二鳥。水分が出る野菜を入れた場合は水溶き片栗粉やすりごまなどを加えると汁もれしにくくなります。

次は卵料理。息子が普通の卵焼きが一番好きなので、基本的には卵2個分を使った卵焼きを焼き、6等分に切って2〜3切れを入れます。卵焼きを焼く時間もない時は、同じ卵液をフライパンでささっと混ぜてスクランブルエッグに。数十秒で出来上がりますが卵の黄色が映えて、喜んで食べてくれます。市販のゆで卵を入れることもあります。

これだけでも何とかお弁当にはなりますが、少し彩りや野菜が足りないので、緑・赤・黄などの野菜をさっと炒めるだけ、レンジ加熱するだけ、などで副菜を加えます。パプリカ、ブロッコリー、アスパラガス、スナップエンドウ、かぼちゃ、ピーマン、人参、などはお弁当を作る時期は常備しておくと便利です。副菜は少量作るのは難しいので、2〜3日分作って2,3回に分けて少しずつお弁当に入れるとおかずがたくさんあるので嬉しいはず。また苦手な食べ物でも少しだけなら食べてくれるかもしれません。作り置きを入れる場合は必ずレンジなどで温め直してから詰めてください。定番のミニトマトを入れる時はヘタを取り、切らずに入れると傷みにくいです。

そんなルールで昨日作ったお弁当はこちら。

まずは曲げわっぱのお弁当に雑穀ご飯を薄く敷き詰めます。

メインは前日焼いていた鮭、豚こま切れ肉をしょうゆ、みりんで炒めていりごまをまぶしたもの。

卵はスクランブルエッグにケチャップをかけて。

千切りにしたピーマンとアスパラはごま油で炒めて、塩、こしょうで味付け。

かぼちゃはレンジ加熱したものをスライス。

そして前日のおかずでもあったひじきと大豆の煮物も入れました。

ご飯とおかずの間にフリルレタスなどの仕切りを入れて区切ると、よりインスタ映えするようなお弁当ができるのですが、仕切りに入れたレタスなどはしんなりして私自身もあまり好きではないので、あまり使いません。また、汁もれやおかずの味移りを防ぐおかずカップも、食べ終わった後にそれだけが残ると完食した気持ち良さがないのと、汚れたカップがいつまでも残るのが嫌そうだったのである時期からほとんど使わなくなりました。その代わりに、汁気のあるものは入れず、味が隣りに移っても大丈夫なものしか入れないようにしています。

お弁当に向いているおかずというのは限られています。潔く定番の繰り返しでも美味しければ子供は喜んでくれるはず。サンドイッチやそうめんなどの麺類など、たまにリクエストされて作るときもありますが、基本的にはご飯をそのまま入れる!と決めるととても気持ちが楽になります。ワンパターンだといつも同じようなお弁当になってしまいそうですが、副菜の野菜を少しずつ変えていくと意外と同じとは思われないようです。

お弁当箱は大館工芸社の大館曲げわっぱ 小判弁当(小)を愛用しています。容量は490cc。

曲げわっぱは余計なご飯の水分を吸って、外に出してくれるため、ご飯が美味しくなる上に、水分がこもって中身が傷むのを防ぐこともできるので本当におすすめです。

以前、ひとまわり大きなものを使用していたのですが、息子に大きいと指摘されたため、少し小さめのサイズにしました。2年生で、よく食べるほうですが今はこのサイズでちょうど良さそうです。

曲げわっぱは密閉性がないので、汁もれするのでは、と心配されますが、今まで食べるときに汁もれしていたり、ぐちゃぐちゃになってしまったことはないそうです。リュックに入れるとどうしても靴を履くときなどに下を向いて逆さまになってしまうので、リュックに入れずにお弁当箱と水筒だけを入れたバックを手持ちで持ってもらうようにしています。また、汁気が出るものは最初から入れないことも大事です。

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今回はお弁当の中にも入れた「ひじきと大豆の煮物」のレシピをご紹介します。

ひじきの煮物は息子の大好物のひとつ。家族みんな好きで、お弁当用に、と思って作ってもあっという間になくなってしまうので最初から取り置いておくようにしています。

大豆を加えるとタンパク質を手軽に補給できるだけでなく、ひじきに含まれる鉄分を吸収しやすくなる効果もあるそうです。蒸し大豆は市販のものを使っていますが、もちろん大豆を蒸したり煮たものでも。市販のものを使う場合は一度流水で洗うと大豆特有の臭みが抜けて食べやすくなります。

ひじきは茹でるよりも、油でさっと炒めた方が美味しく仕上がります。最初に炒めてから水分を加えることで煮る時間も短縮できます。煮るときは落としぶたなどをして弱火でじっくり煮る方法もありますが、私はふたをせずに水分を一気に飛ばしながら中火で短時間で煮ます。煮汁がほぼなくなればできあがりです。また、だし汁を使用しなければいけないイメージもありますが、旨味は材料から出るもので十分なので、水でOK。干ししいたけなどがあれば入れてもより旨味が出ます。

余ったら小分けにして冷凍しておくと1ヶ月程度は保存できます。お弁当用に作って冷凍保存しておくのもおすすめです。良かったらぜひ作ってみてください。

材料(作りやすい分量)

芽ひじき(乾燥)15g

蒸し大豆 100g

油揚げ 1枚

にんじん 1/4本

A  水 200ml

A  しょうゆ 大さじ2

A  みりん 大さじ2

A  きび砂糖 大さじ1

ごま油 大さじ1

作り方

1. ひじきは水に30分程度つけて戻し、ざるで水気をきる。大豆はさっと流水で洗う。油揚げは食べやすい大きさに切る。にんじんは千切りにする。

2. 鍋にごま油を熱し、ひじき、にんじんを入れて中火でさっと炒める。全体に油がまわったら油揚げ、大豆を加えてさっと炒め、Aを加える。沸騰したらふたをせずに弱めの中火で水分がなくなるまで10分ほど煮る。

 

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