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MAMA & PAPA
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いろんなママたちの子育て日記

世の中にはいろんなママやパパがいます。料理が得意なママ、都会でバリバリ働くママ、お子さんがたくさんいるママ...
環境が違ってもみんな同じママ。そんないろんなママたちの日常をちょっぴり覗き見してみませんか?クスッと笑えたり、
何かヒントになるコトがあるかも?!

金内朋子

金内朋子さん 整理収納コンサルタント

千葉県在住 片付けのプロとして、個人宅の整理収納サービス、講座セミナー、メディア出演など片付けられない人に向け様々な形でサポート・情報発信している。 3男1女、4人の子どもと夫の6人家族。3LDKマンション暮らし。 著書・『散らかしやさんが片付けたくなる部屋のつくり方』ワニブックス

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子どもが自ら進んで「お手伝い」をするには?

整理収納コンサルタント 金内朋子です。

 

先日お客様のお宅で整理収納レッスン(作業)に5日連続で伺いました。

3〜4年ほど前にも伺っているお宅でしたので

再会して大きくなったお子さんたちに目尻下がりっぱなしで。楽しい時間を過ごしました。

 

5日間の間にそれはそれはご依頼主のママは頑張りました。

床にあったものを全てチエックし、衣類を寝かせるだけのベッドは家族が寝られるようになりました。

ご主人様にも協力いただき、箪笥を移動したり、たくさんの衣類や本やおもちゃをリサイクルショップに車で運んだり、お子さんたちをご実家に連れて行ってくださったり。

 

ご本人の本気の覚悟・頑張りとご家族の協力なしでは片付けは成り立たないのだと改めて思ったのです。

 

 

そんな中、それまで整理収納作業中に近寄ることがなかった小学3年生の男子。

キッチンで作業していたら、気がつけば横に立って「何か手伝うことある?」と私に聞いてきました。

少し驚いたものの、すぐさま「このキッチンの中で、どこがすっきりしていないか?」を小3の彼に聞き、

山積みになっていた食器棚にあった開いて乾かした牛乳パックを移動してもらいました。

 

それからちょっとずつ距離も近づいてきて、子ども部屋の本や、寝室の本棚に本を綺麗に入れて並べてもらったり。

どんな形でもいい。任せるよ。うまくいかなかったらいくらでも直せばいいのだから」と声かけしながら。

 

家族の仕事に参加する、自ら気がついて主体的に動く、最終的には親から自立して離れるために。

(親は子どもから離れるために・・)

片付けにはこんな作用があります。

もちろんこの仕事をしていなかったらこんな考えは浮かびもしないでしょう。

他人だから、仕事だから、できること。

 

そして、整理収納レッスンの最終日。

寝室も、子供部屋も終わり、細かい物の整理・おもちゃや書類は残っているものの、

当初依頼があった「ダイニングテーブルの上を片付け、最終的にベランダにあったメダカの水槽をテーブルの上に移動して置きたい」の目標に向かってテーブルの上を片付け、いよいよ佳境に。

その時間、何度か奥様(ママ)には水槽を置くことをこちらから確認しましたが、なかなか踏ん切りがつかない様子。

水槽が重いから運ぶのは後日にしようか、不在のご主人に確認してからのほうがいいか?など

最初の希望からすこし離れてきました。

 

 

その時、小3の男子が近くにいたので

「ベランダにある水槽ダイニングテーブルに移動しようと思っているのだけど、〇〇くんどう思う?」

と自分でも「ずるいな〜」と思いながら(笑)聞いてみたら、「僕も置きたい!」「だよね〜」

味方についてくれた勢いで

重さを確認しながら、手伝ってもらいながら

無事にダイニングテーブルに水槽を移動するミッションは完了しました。

 

その後帰宅したご主人は、水槽がテーブル上にあったことに驚きながらもご納得してくださったし。

子どもたちも喜んだことでしょう。奥様のご希望も叶った、はず。

ホッとしました。

 

そして片付けてスペースが出来たテーブルに、小3男子が

何も言わず、もちろん誰から何か言われることもなく、自らテーブルを拭き始めたのです。

お手伝いを「させた」のではなく「自ら進んでした」のです。

驚きと共に本当に嬉しかった出来事となりました。

 

整理収納レッスンで希望が叶ったのは

前途したご本人の本気の覚悟・頑張りとご家族の協力

 

それから

作業スペース

歩く、置く、物を広げるためにスペースがないと作業はスムーズにできません。

スムーズな動作

リモートなで使う仕事スペースをこの時作ったのですが、帰宅してすぐにバッグを置けるように「近さ」「クセ」「子どもたちを見守れるデスク配置」など聞き出して無理のない動作を提案しました。

まずは自分から

自分がそうだったので恥ずかしい話でもありますが、

まずは自分が行動している背中を見せなければ子どもは動かない。ってこと。

 

 

子どもが自立していくこと。

自分も道半ばではありますが、日々精進していきたい所存であります。。

 

 

 

参考にしていただければ幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

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