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MAMA & PAPA
DIARIES
いろんなママたちの子育て日記

世の中にはいろんなママやパパがいます。料理が得意なママ、都会でバリバリ働くママ、お子さんがたくさんいるママ...
環境が違ってもみんな同じママ。そんないろんなママたちの日常をちょっぴり覗き見してみませんか?クスッと笑えたり、
何かヒントになるコトがあるかも?!

田沼 トモミ

田沼トモミさん スタイリスト

神奈川県生まれ。アパレル企業勤務の後、独立。女性誌を中心にカタログや広告などで活動中。近年はキッズや、インテリアなどジャンルレスにライフスタイル分野までスタイリングを手がける。カジュアルモードなエッセンスを取り入れた親しみあるスタイリングが得意。2015年、2020年に女児出産。二児の母。

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異文化交流と哲学の庭

こんにちは!

スタイリストの田沼トモミです。

 

しばらく間が空いてしまいましたが

先月益子へショートトリップへ行ってまいりました。

Climing plint pants/ petitmain(120cm.90cm)

 

 

5月の益子陶器市(←過去記事参照)から、期間を長く空けずショートスパンの来訪です。

MAMA&PAPA DIARIESでもちらりとお話ししたことがありますが、わたしの夫はハンガリー人。

長女は100%の純日本人ですが、次女は日本とハンガリーのミックスで、田沼家はステップファミリーとして構成されている4人家族です。

↑最近の長女はまともに写真を撮らせてくれません。泣

 

ハンガリー大使館で未就学児が交流できるプログラムがあり

月に2度ほど夫と次女が通っているのですが、スタッフ主催で1泊2日で陶芸キャンプを開催とのことで家族で参加してまいりました。

 

私自身月に1、2度ほど代々木上原にある陶芸スクールに通っているのですが、スクールの近くにある古着や雑貨を扱うショップでハンガリー人の陶芸作家のラントス・ティミさんの作品に出会い、一目惚れ。

我が家にもティミさんの作品を飾っていますが、こちらの工房ではティミさんの作品がずらり。

ティミさんの作風は益子焼独特な渋さを持ちつつも、自由でファニーな印象を与えるものが多く、陶器にも様々な顔があるという面白さを伝えてくれます。

 

日本では少ないハンガリー人の1人としてティミさんの存在を夫も知っていたということ、そして私が陶芸に興味があることを加味して、今回ワークショップに参加することになりました。

5月のGWで益子に一度訪れている長女も陶芸には興味があったらしく

自分も作る!とワクついての参加です。

初めてのろくろ体験。

 

上手に作ることを目指すのではなく、創作するという経験から何か学べたのではないでしょうか。

そして触ってみるとわかるんですけど、土ってとっても気持ちいいんですよね。

やっぱり自然の産物は心地よいんだな、と思う瞬間です。

ひんやりとした土の感触に、なぜか気持ちも落ち着きます。

私は陶芸スクールでまだろくろ体験はなく、手びねりで修行中なのですが、思っていた以上にろくろは難しい!

作りたい形にならない難しさ・・まだまだ修行が必要なようです・・。

ちなみに最近製作したのはマグ。

特に捻らずシンプルなマグ…

それでも、自分で作った陶器で飲むコーヒーはおいしいもんです!

 

絵付けは独創的な色付けが魅力のティミさん自身で行ってくれます。もう少しで完成するのだと思いますが、今から手元に届くのが楽しみ!

 

子供たちは陶芸を楽しんだあと、プレッツェル作りも体験。

テーブルを除菌したあと、そのままベタつかないよう粉をふりかけ、生地をコネコネ・・

日本人主催だったら絶対に長机の上に製菓用のキャンバスの布など引いて、衛生面に気を使うだろうな〜と思いつつ。笑

こういうざっくばらんなところなど、違いを見つけるのも<異文化交流の面白さ>であります。

 

 

今回ほとんどの両親がハンガリー人や他のヨーロッパ人で日本人は1,2名の参加でした。

他国の生まれでも日本に10年も住んでいる方々ばかりで日本語がお上手。

日本語とお粗末な中学英語くらいしか話せない自分にとって、アウェー感はやはり否めなかったですが、そこで今回気づきを得たことは「マイノリティ」としての経験。

言葉が理解できないというのはこんなにも孤独なのだな、ということを痛感しました。

 

日本に住んでいると日本語で話すのは当たり前で、共通語NO.1の英語でも話せる日本人は今の世の中でも少数だと思います。

日本人が英語が話せないことが悪いのではなく、時として外国人が日本語を少しでも喋れるというのがわかると、当たり前のように砕けた日本語で会話を進めてしまいがちな癖はあるかもしれません。

 

ハンガリー人の妻である私ですら、英語で話そうという意思がなく、つい気を抜くと日本語でぺらぺら物言いをしてしまいます。

・・まあ、だからこそ私の英語能力はupしないのだろうけれど。笑

 

 

おそらくどこの国でも同じようなことがあることなんだと思うし、これがマイノリティの悩みなのかも・・と、いざ自分がハンガリー語が飛び交う環境の中に入り、感じた次第。

ぶっちゃけた話、それまでの数ヶ月、夫婦間の雰囲気があまり良くなかったのですが、今回のトリップで外国人として日本で生活を営み、日々仕事をこなす夫について敬意を持つとともに日本で暮らす外国人がいかに大変なのかを理解することができました。

 

そして2日目に訪れたアートギャラリーでわたしにとって、さらに運命的な出来事が。

<Wagner Nándor Art Gallery>

ワグナー・アートギャラリー美術館

彫刻家であるハンガリー人のワグナー・ナンドールさんと日本人妻の秋山ちよさんがご夫婦2人でほぼ造成して建てたというアトリエ、現・アートギャラリー。緑に囲まれ、日本らしい佇まいが素敵な美術館でした。

その中の一つ、ワグナーさんの代表とする作品「哲学の庭」(上の写真)が私の脳と心にずっしり突き刺さったのです。

______________________

私は文化、宗教などの相違点よりも
各々の共通点を探しているのです。
共通点を通してしか
お互いに近づくことは出来ないのです。

______________________

 

世界の異なる宗教・哲学・法を代表する、文化や時代を超えて悟りの境地に達した人物たちが

それぞれの社会で実践し成果を得たという共通点を見つめ合う銅像。

国籍も宗派も、生まれも育った環境も、姿かたちも考え方も。

 

異なるのは当然のことで、例を挙げたらキリがない。

共通点を見出すことでお互い歩み寄れるのだ、と捉えることができます。

 

 

他人同士が夫婦になるって簡単なことではなくて

どうしても自分が育った環境や歴史が基盤になっているので

相手に対して「違い」を感じるとそこを埋めようとしてしまう。

ただ、その「違い」という差を埋めるのって、すごく難しいですよね。

「違い」についてはもう深く掘り下げず当たり前のことだと受け止めて、どこまで共通点を見出せるかが今後の課題なのかなって私自身感じました。

 

 

 

いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

深い。

でもって、重いな、話題。笑

 

 

夫のやることなすことにイライラしていた数ヶ月間(私がそう思ってるんだからおそらくあちらも同じ)でしたが、

<歩み寄らねばいけない>

と思い、この言葉について夫と語り、少しずつ夫婦仲が改善していった・・という最近の田沼家のお話でした。

 

いろいろと「気づき」を得た一方で、娘らはそんな私の心情もつゆ知らず。笑

日本語しか話せない長女、日本語が主でハンガリー語の理解はある子ども、英語しか話せない子ども、それぞれ言語が違うもの同士にもかかわらず、古民家を走り回って鬼ごっこをしたりかくれんぼをしたり、皆、自由!

垣根なく躊躇せずあっという間に仲良くなれる子どもたちのそういう無邪気さって、本当にすごいなあ〜〜って尊敬してしまいます。

きっとこんなふうに柔軟なままで大人になれたら小難しいことも考えずに済むのだろうけれど。

 

 

大人になるって難しい。

でも大人だからこそわかることがある。

 

 

そう思うと、この子たちはこれからどんな問題にぶつかって悩み生き抜いていくんだろうと、親なりに心配もありますが。

 

悩んで 学んで

日々、成長。

 

今から思春期や反抗期のことを考えて、ドキドキしてしまう私です。。。ふう〜

Rain Boots/petitmain

 

 

この子についてはまだまだ先の話ですけどね。

 

それでは、また。

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