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MAMA & PAPA
DIARIES
いろんなママたちの子育て日記

世の中にはいろんなママやパパがいます。料理が得意なママ、都会でバリバリ働くママ、お子さんがたくさんいるママ...
環境が違ってもみんな同じママ。そんないろんなママたちの日常をちょっぴり覗き見してみませんか?クスッと笑えたり、
何かヒントになるコトがあるかも?!

甘木サカヱ

甘木サカヱさん ライター

一男一女の母である主婦ライター。自宅に1000冊以上の絵本蔵書を持つ絵本マニア。Twitterアカウント「よく眠りたまに色々考える主婦 甘木サカヱ」としてフォロワー約96000人。義理の両親との同居生活や育児、絵本についてなど軽妙なツイート、エッセイ等が人気。著書に「アラフォーになってようやく気づいたんだけど、私、たぶん向いてない。生きることに……」(KADOKAWA)など。

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秋の夜長にぴったりの絵本

すっかり秋も深まり、気づけば窓の外も真っ暗、という季節になりました。
秋ならではの楽しみはたくさんありますが、どこか物悲しい、寂しいような気分になりがちな季節でもあります。

今回はそんな秋の夜長、親子で暖かいお布団にくるまって読むのにぴったりな絵本をご紹介します。

0〜2歳児さんにおすすめ

大好きなものたち、みんな 眠ったかな?限りなくやさしいおやすみ絵本

「みんなおやすみ」
かきもとこうぞう 絵 はせがわさとみ 文

動物園の動物たちも、はたらく車や公園の遊具も、みんなもう眠ったかな…?
「どうぞのいす」を代表作とする柿本幸三の温かなタッチで描かれた、おやすみ絵本の隠れた名作が判を新たに再刊されました。
子供たちが大好きな、親しみのあるものたちへ丁寧におやすみなさいを告げていくシンプルな構成ですが、画面の全てに作家から子供たちへの慈愛が溢れています。
登場する動物や乗り物たちの表情の、なんと優しく柔らかいことでしょう。
ページを閉じる頃には肩の力も抜けて、子どもも親も、瞼がうとうとと重たくなることうけあいです。

3〜5歳児さんにおすすめ

くらやみは怖い、くらやみはつまらない。そうだ、夜をなくしちゃおう…?

「くらやみきんしの国」
エミリー・ハワース・ブース作 おおつかのりこ訳

子供ならば誰だって、真っくらやみは怖いもの。もちろん、この国の王子さまだって…
でも、この王子さまは一味違います。なんと、この国で、くらやみを禁止にしてしまおうとお触れを出したのです。
人工太陽があかあかと街中を照らし、電灯を消した家には「くらやみけいさつ」が取り締まりにやってきます。
これで大丈夫、一晩中遊べるし、こわいことは何もありません。
でも、それで本当に大丈夫なのでしょうか…?
痛快な物語でありながら、子どもたちの、暗闇を怖がる気持ちにもそっと寄り添ってくれる素敵な絵本です。
この本を読んだ子供たちはきっと、寝室の電気を消して眠れることでしょう。小さな小さな豆電球は必要かもしれませんが…

 

6歳〜におすすめ

僕たちは「しっぱいさく」?そんなわけないよ!

「バーナバスのだいだっそう」
ファン・ブラザーズ 作 原田勝 訳

この本の主人公、バーナバスは、半分ネズミで、半分ゾウの不思議な生き物。完璧に可愛くて従順な動物「パーフェクト・ペット」を開発するひみつの研究所で生まれ、ずっとビンの中で育ちました。
仲間はみんな、同じように生まれたヘンテコな動物たち。ところがある日、みんなのビンに「しっぱいさく」のハンコがおされてしまいます。大変だ、みんな別の生き物に作り替えられてしまう…!

研究所からの脱走を決意したバーナバスと個性豊かな仲間たちの、手に汗握る大脱走活劇。
生まれたそのままの自分の姿で生き抜こうとする、バーナバスたちのひたむきさに胸を打たれます。
自分たちの心のどこかにも「パーフェクト・ペット」を求める気持ちが存在しないでしょうか、そんな自省にドキッとさせられたりもする、示唆に満ちた素晴らしい絵本です。

 

気づけば街路樹も色づき散り始め、本格的な冬ももうすぐそこ。
温かなおうちの中で、のんびり絵本を読んで過ごすのも素敵ですね。

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