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MAMA & PAPA
DIARIES
いろんなママたちの子育て日記

世の中にはいろんなママやパパがいます。料理が得意なママ、都会でバリバリ働くママ、お子さんがたくさんいるママ...
環境が違ってもみんな同じママ。そんないろんなママたちの日常をちょっぴり覗き見してみませんか?クスッと笑えたり、
何かヒントになるコトがあるかも?!

甘木サカヱ

甘木サカヱさん ライター

一男一女の母である主婦ライター。自宅に1000冊以上の絵本蔵書を持つ絵本マニア。Twitterアカウント「よく眠りたまに色々考える主婦 甘木サカヱ」としてフォロワー約96000人。義理の両親との同居生活や育児、絵本についてなど軽妙なツイート、エッセイ等が人気。著書に「アラフォーになってようやく気づいたんだけど、私、たぶん向いてない。生きることに……」(KADOKAWA)など。

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平和を歌う、「うた」絵本

秋も深まり、風の冷たさに暖かい上着が恋しくなる日もありますね。
目を覆いたくなるような悲惨なニュースが連日報じられています。
災害や戦火の空の下で、飢えや寒さ、そして恐怖に震えている子どもたちがいることを思うと心がキリキリと痛みます。

言葉が通じなくても、音楽があればきっと心を通い合わせることができるはず、
これからの世代の人たちは、争うことよりお互いに通じ合う道を選んでほしい。
せめてそう祈る気持ちで「うた」の絵本を3冊選びました。

0〜2歳児さんにおすすめ

歌うって楽しいね、きもちいいね

「ひらいた ひらいた」

わかやまけん

みんな大好きなこぐまちゃん絵本シリーズですが、歌の絵本があることをご存知の方はそれほど多くないのでは?

この絵本では、「ひらいたひらいた、なんの花がひらいた、れんげの花がひらいた…」というメロディにのせて、
子どもたちが大好きなこぐまちゃんとしろくまちゃん、そして様々な動物が、いろいろな替え歌で楽しく遊びます。

まだ歌詞の意味がわからない小さなお子さんも、読んでくれる人の優しい歌声とカラフルな挿絵に、きっと楽しくて安らかな気持ちになることでしょう。
歌うって楽しいね、絵本ってゆかいだね、そう感じてくれたら嬉しいですね。

 

3〜5歳児さんにおすすめ

音楽はすてき、分かち合えばもっとすてき

「5ひきのすてきなねずみ おんがくかいのよる」

たしろ ちさと さく

街の片隅で暮らすちいさな5ひきの仲良しねずみたちは、ある夜、カエルの音楽会に出くわして、そのすばらしい歌声にうっとりとなります。
でも、「ここはかえるの音楽会、かえるでないものはお断り」と、すげなく追い払われてしまいます。

それなら、自分たちでねずみの音楽会を開こう!
そう決意した5ひきは、材料を集めてゆかいな楽器を作り、一生懸命に練習に励みます。
そしていよいよ迎える音楽会の夜。5ひきの素敵な演奏に、町中のねずみが集まってきます。あれあれ、あの時のカエルたちもやってきましたよ…?

音楽の素晴らしさ、そして何よりも垣根なく分かち合うことの素晴らしさを描いた、すてきな絵本です。

 

6歳〜におすすめ

マリアンの歌声で、世界は少しずつ動いた

「マリアンは歌う」

パム・ムニョス・ライアン文 ブライアン・セルズニック絵 もりうちすみこ 訳

マリアンは生まれた時から歌が大好き。幼い頃からその歌の才能は遠くまで響き渡り、あちこちの聖歌隊で引っ張りだこです。
神への敬虔な思いを込めて歌う讃美歌、アメリカに連れてこられた古い祖先たちの歌…
マリアンの歌の評判はとどまるところを知りません。
しかし、音楽学校へ進んで本格的に声楽を学ぼうとしたその時、突然未来への扉は固く閉ざされます。
マリアンが黒人だから、それだけの理由で_

しかしマリアンは歌うのをやめませんでした。決して声高に主義主張をすることはありませんでしたが、彼女の深く美しい歌声の響きは、長い年月をかけて少しずつ、アメリカ社会の頑なな黒人差別主義をときほぐしていきます。
白人しか立つことを許されなかった舞台に立ち、ずっと隔てられていた黒人と白人の客席を一つにし…

実在した歌手、マリアン・アンダーソンの半生を丁寧に描いたこの絵本には、印象的な讃美歌や古い歌の詞がいくつも引用されています。
国も人種も宗教も違う私たちには知らない曲のはずなのに、どこか懐かしくて暖かい…
音楽の持つ底知れない力を感じる一冊です。

 

どんどん寒くなり、室内で過ごすことも増える季節ですね。
スマホもテレビも楽しいけれど、目を閉じてゆっくりと、スピーカーで好きな音楽を聴いて過ごす夜もいいものですよね。

そして世界中で一人でも多くの子が、楽しい歌を口ずさんで眠りにつけますように。

 

 

 

 

 

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