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MAMA & PAPA
DIARIES
いろんなママたちの子育て日記

世の中にはいろんなママやパパがいます。料理が得意なママ、都会でバリバリ働くママ、お子さんがたくさんいるママ...
環境が違ってもみんな同じママ。そんないろんなママたちの日常をちょっぴり覗き見してみませんか?クスッと笑えたり、
何かヒントになるコトがあるかも?!

Shiho

Shihoさん 海外在住ママ

主人の仕事の関係で、妊娠5ヶ月の中、1歳10ヶ月の長女を連れて渡仏。フランス語は0からスタート。海外での出産を経験し、現在8歳と5歳の姉妹ママ。パリの楽しみ方や海外子育ての様子をお届けできたらと思います。

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ヨーロッパ文化遺産の日 Journées du Patrimoine

Bonjour !

毎年9月の第3週末は、フランスではヨーロッパ文化遺産の日 Journées du Patrimoineといって、普段は入ることのできない文化施設に入れたり、さまざまな文化イベントがあります。

毎年9月は長女も含めて、誕生日のお友達が多く、毎週末誰かの誕生日会に呼ばれて、予定が無いという日がない9月…。

毎年予約が必須の場所は気づく頃には時遅し、予約で一杯になっていけないのですが、せっかくなのに何も見ないのは勿体無い!と、少しだけ近所の政府機関を覗いてきました。

7区はHôtel Matignon(フランス首相官邸)含め、行政機関が集まっているquartiers(区画)なので、ちょっと歩くといつもは閉ざされた扉の前で、今日は入れますよ〜と案内してくださっていました。

ロダン美術館すぐ近くの政府機関、コロナ以前に訪れた時に、動物たちとも触れ合えて印象的だった 農林水産省 Ministère de l’Agricultureを覗いてみました。(あいにく今年は動物との触れ合いはなかったですが…)

セキュリティーを通って、荷物チェックをした後すぐには、

ここで採れた野菜が販売されていました。

Hôtel Villeroy

スイスの銀行家によって、1724年に建てられたこの建物、何年もかけて増築されています。

GRAND SALLE À MANGER

広いダイニングルームには、ナポレオン3世時代からある立派なシャンデリアが、何とも豪華です。

SALON DES CONSEILLERS

ここにはフランス国王ルイ・フィリップ時代の金メッキのブロンズシャンデリアが残されたままです。

GRAND SALON

エンパイアシャンデリア(1804-1815年のもの)があるこの部屋は、2017年に修復され、36個のライトをが備わっています。1998年まで大臣の部屋だったのだそう。

BUREAU DU MINISTRE

大臣のオフィスには、国際的に有名なフランスのインテリアデザイナーAndrée Putman(1925-2013)に家具が置かれている。エールフランスのコンコルド航空機の内装をデザインしたんだそう。

SALLE SULLY

会見する場所も、設けられていました。

素敵な建物の中庭は、やっぱり素敵!大きな芝生の中央には、彫刻家Sucheletによるプロセルピンの誘拐のレプリカがあります。

ナスがあったり

キャベツがあったり

カボチャがあったりと

2013年から、菜園を始めたそうなんですが、こんな都会の真ん中でも立派に育っているのは、さすが農林水産省ならではのではないでしょうか!

出口にはマルシェが出ていて、

パテだったり

ワインだったり

蜂蜜の販売では、蜂の巣も見れて、娘たちは怖さと興味津々で大興奮でした。

HÔTELS DE CLERMONT(現在は議会関係省)

18世紀に建てられたこの建物は、この地区で最も古い個人邸宅の一つだったそうです。

LA SALLE DE BAL

1839-1893年の間に作られたとされている、ボールルーム。1960年代にオフィスに変わった際に、装飾は間仕切りと仮天井の下に完全に隠されていたそうで、2001年まで忘れ去られていたんだそう。2016年前半に完全に修復し、現在に至るようです。

LE HALL D’ENTRÉE

Viscontiによって作成された、楕円形のガラス屋根が光をふんだんに採り入れるエントランスになっています。

LA SALLE À MANGER

この豪華に装飾された部屋の柱は、1782年、オルセー伯爵によってイタリアから持ち帰られたネロ神殿の柱であると、伝承によると伝えられているそうです。


LE BOUDOIR

ネオクラシック様式で装飾された、この小さなラウンジは、ホテルの建設後に作成されたそうです。本来は大きなギャラリーだったものを、2つ又は3つに分割してこのラウンジができたのだそう。

LA GALERIE ET LE JARDIN

オルセー伯爵の美術品と骨董品のコレクションが収蔵されており、フランスで最も優れたコレクションの1つだったのだが、約10,000点は革命中にルーブル美術館に寄付されたのだそう。

LE SALON DORÉ

1768年から20世紀までのHôtel d’Orsay の洗練さと美しさが象徴されている部屋は、なんと現在は首席執務室なんだそう。

ホールの主要な装飾である大階段は、ブロンズで強化され、非常に華やかな手すりです。

吹き抜けや、大理石のモザイク模様は、ルイ14世様式を模倣したもので、第二帝政時代に非常に流行したもの何だそうです。

普段はなかなか入れない行政機関の建物も、まるで美術館のような素晴らしい作りで、母は美しさにただただうっとり。必ず素敵な中庭付きで、こんなところで仕事ができるなんて羨ましいと思うのでした。

さあ、母たちに付き合ってもらったので、長女は誕生日会へ、次女は公園へと向かうのでした。

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