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MAMA & PAPA
DIARIES
いろんなママたちの子育て日記

世の中にはいろんなママやパパがいます。料理が得意なママ、都会でバリバリ働くママ、お子さんがたくさんいるママ...
環境が違ってもみんな同じママ。そんないろんなママたちの日常をちょっぴり覗き見してみませんか?クスッと笑えたり、
何かヒントになるコトがあるかも?!

星野奈々子

星野奈々子さん 料理家

ITエンジニアとして働きながら料理の勉強を始め、退社後にフードコーディネーターとして独立。現在は書籍、雑誌、企業のレシピ開発を中心に活動。「はじめての台湾料理」「オートミールの朝食とおやつ」(PARCO出版)など著書多数。10歳の息子を持つママ。

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長崎観光

こんにちは。

星野奈々子です。

 

前回、福岡について書いたのですが

せっかく九州に行くので、もう一つどこかの県をまわりたいと思い

相談した結果、一番観光が楽しそうな長崎に行くことに。

大分の別府温泉や熊本も行きたかったのですが、

ゆっくり温泉、というよりも街歩きや食べ歩きをしたいということでそれはまた次の機会に。

 

福岡から長崎までは車で2時間程度。

Google Mapを見ながら吉野ヶ里遺跡や有明海を眺めつつ。

途中、彩雲も見えました。

レンタカーで乗り慣れない車だったせいか、

普段ほとんど酔うことがない息子が車酔いしてしまったようで

急遽金立SAで降りることに。

朝ごはんが少なかったのでお腹が空いているのかも、ということで

ラーメンと炒飯でお昼ご飯にしました。

長崎についてからちゃんぽんかトルコライスでも食べようかなと思っていたものの

子連れ旅ではよくあることなので諦めて臨機応変に。

 

サービスエリア名物のメロンパンまで食べていました。

しっかり休憩していざ出発。

チェックインまでには時間があったので、先に観光に行くことに。

まず向かったのは大浦天主堂。

幕末の開国時に在留外国人のために建設された教会で、

現存するものでは国内最古なのだそうです。

中に入って見ていたらボランティアのかたが声をかけてくださって

二十六聖人の殉教について教えてくれました。

豊臣秀吉が行ったキリスト教信者に対する見せしめの殉教。

本当にひどい時代があったのだなとしみじみと感じました。

宗教の自由、というのはこういう歴史を経てやっと実現したと思うと

今の平和な日本に産まれたことを感謝したいと思います。

 

次は世界遺産の旧グラバー住宅へ。

グラバーさんは幕末に日本で活躍したスコットランド出身の商人で

蒸気機関車や造船や炭鉱などの近代化に貢献した方なのだそうです。

旧グラバー住宅の入り口で見ることができる映像が

わかりやすく説明してくれました。

また、グラバー庭園からは造船所が一望できました。

 

本当は廃墟となった炭鉱施設である軍艦島にいくクルーズにも行きたかったのですが

あまり予定を詰め込むと余裕がなくなってしまうので断念しました。

 

ホテルは息子が見つけてきたヒルトン長崎。

長崎駅近くでまだできたばかりで、居心地の良いホテルでした。

都会だと大浴場があるホテルがなかなかないのですが

こちらは温泉ではないものの大浴場があり、

最上階にはラウンジもあって、ビールや軽食などを食べることもできました。

朝食のバイキングには長崎ならではで皿うどんがあったのが嬉しかったです!

 

次の日は平和公園へ。

平日だったせいもあり、平和祈念像の前にはほとんど人がいませんでした。

家族で平和を祈りました。

平和の泉。

こちらは喉が渇いて水を求めながら亡くなっていった人たちの

冥福を祈るために作られたそうです。

平和の泉の周りには世界各国から送られた平和の記念碑が並んでいました。

当時のソ連から送られた平和の像もありました。

早くこの頃のようにお互いの平和を願えるようになると良いのですが。

 

長崎ではあまり名物っぽいものは食べられなかったのですが

長崎駅前にできた「長崎街道かもめ市場」というところに

長崎の名物レストランやお土産物屋さんが揃っていて

お目当の松翁軒の桃カステラを購入。

長崎では桃の節句などで食べられる縁起菓子だそうです。

行きの飛行機のJALの冊子で知り、

見つけたら絶対に買おうと思っていたのでした。

ふわふわのカステラの上にすり蜜がかかっていて

美味しかったです!

 

また、これは佐賀のサービスエリアで偶然見つけたのですが

佐賀の小城名物、村岡屋の小城羊羹!

羊羹の周りにシャリシャリっとした糖衣が覆っていて

とても美味しいのです。

この羊羹が好きすぎて、佐賀出身の福岡のお友達のお家に遊びに行ったときに

小城のお店まで買いに行ったくらい。

久しぶりに食べましたが、昔ながらの懐かしい味でした。

 

九州はどこに行っても食べ物が美味しくて観光も楽しくて

行くたびにまた行きたい!となります。

お天気にも恵まれて、早足ながらも充実した3日間でした。

 

********************

今回のレシピは山菜の天ぷらをご紹介します。

4月になってから普通のスーパーでもよく並んでいる山菜。

山菜というと苦味があって子供は食べられない、と思いがちですが

今回使う「たらの芽」と「こごみ」は苦味もアクもなく、

下ごしらえも汚れているところを洗ったり少し切り落とすくらいでOKです。

材料(作りやすい分量)

A 卵 1個

A 冷水 100ml

薄力粉 50g

たらの芽、こごみ 適量

揚げ油(米油など)適量 ※高さ1〜2cm程度

塩 適量

作り方

1. たらの芽とこごみはは根元に黒い部分があれば切り落とし、よく洗う。

2. ボウルにAを入れてよく混ぜ合わせ、薄力粉を加えて混ぜる。

3. 2.のボウルに1.をさっとくぐらせ、170度に熱した油で揚げる。

4. 軽く色付いたらキッチンペーパーの上にのせ、塩をふる。

このときは茹でた蕎麦と一緒にいただきました。

冷水は氷を2〜3個入れてぐるぐると混ぜた後に氷だけ取り除くと

事前に冷やしておかなくてもすぐに用意することができます。

大人がいただく場合にはふきのとうもおすすめです。

この時期だけの贅沢をぜひ楽しんでみてください!

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