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MAMA & PAPA
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いろんなママたちの子育て日記

世の中にはいろんなママやパパがいます。料理が得意なママ、都会でバリバリ働くママ、お子さんがたくさんいるママ...
環境が違ってもみんな同じママ。そんないろんなママたちの日常をちょっぴり覗き見してみませんか?クスッと笑えたり、
何かヒントになるコトがあるかも?!

星野奈々子

星野奈々子さん 料理家

ITエンジニアとして働きながら料理の勉強を始め、退社後にフードコーディネーターとして独立。現在は書籍、雑誌、企業のレシピ開発を中心に活動。「はじめての台湾料理」「オートミールの朝食とおやつ」(PARCO出版)など著書多数。12歳の息子を持つママ。

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男女平等とは?[Recipe:鶏つくね]

こんにちは。

料理家の星野奈々子です。

飛行機が大好きな息子はよく飛行機の模型で遊んでいるのですが、先日印象に残る会話がありました。

 

飛行機を飛ばしながら、機内のアナウンスを真似して、キャビンアテンダントと普通に呼ぶ息子に

「昔はキャビンアテンダントっていう呼び名じゃなかったんだよ、なんだと思う?」と聞いてみました。

「うーん、わからない。」と。

「スチュワーデス」と正解を言ってもピンとこない様子。

それほど日常生活にもうスチュワーデスという言葉が使用されなくなったということなんだなぁと思いつつ

「スチュワーデスという言葉は女性を表す言葉だけど、このお仕事を女性だけがするわけではないから、男女差別をなくすためにキャビンアテンダントと呼ばれるようになったんだよ」と説明しました。

「今の子供たちは男女差別のない世界に生きてるよね。でも男性と女性はもともと違う生き物だから、、」

と、差別はなくても生き物としての違いはあることを話そうとしたら、

「ひとりひとり違う生き物だよ。」

と当然のようにピシャッと言われて、返す言葉もなく、そうだね、と笑ってしまいました。

 

産まれた時から男女平等(たてまえなこともありますが)の世界に産まれてきた世代の子供は、理論よりも実感でそれを理解していて、私たちから伝えることは何もないのかもしれません。

 

料理のお仕事をしていると、たまに

「将来のお嫁さんは大変ね。」と言われることがあります。

そんなに毎日美味しいものを食べているわけではないので大丈夫だと思いますが、

そもそも息子が大人になる頃には、基本的に女性が全て料理を作る、という時代は終わっているかもしれません。

今はちょうどその過渡期なのだと思いますが、子供の頃はそうではなかったのに、突然「仕事も家事も育児も!」と全て求められることになった私たち世代の夫は少し可哀想だなぁと思っています。笑

 

数十年後のことはわかりませんが、男だから、女だからと区別せず

自分のことは自分でできる生活力をつけてあげられるように

先入観を持たないうちに、料理や家事は楽しいもの、みんなでやるもの、と教えられたら良いなと思います。

********************

今回は簡単に作れて子供が喜ぶおかず、

「鶏つくね」をご紹介したいと思います。

作り方はハンバーグに似ていますが、鶏ひき肉を使い、パン粉を加えないので、よりヘルシーです。

鶏ひき肉に長ねぎのみじん切りと卵、片栗粉を入れてよく混ぜ合わせます。混ぜた時点ではだんご状に丸めるには少しやわらかい状態ですが、フライパンに油を敷いて、火をつける前に肉だねをスプーンですくい、フライパンに落としていきます。2本のスプーンを使うとやりやすいです。

全ての肉だねをフライパンに並べたら、火を付けて中火で焼きます。焼き色がついたら裏返し、しょうゆとみりん、甘めが好きな場合は砂糖も加えて全体にからめたらできあがり。つくねの中に入っている片栗粉がソースに程よいとろみをつけてくれます。

焼いている間にヘラで形を整えると綺麗に仕上がりますが、多少のいびつさがあってもそれはそれで美味しそうに見えます。良かったらぜひ作ってみてください。

材料(2〜3人分)

長ねぎ 1/2本

A 鶏ひき肉 250g

A 卵 1個

A 片栗粉 大さじ2

A 塩 小さじ1/4

B しょうゆ 大さじ1と1/2

B みりん 大さじ1と1/2

B きび砂糖 大さじ1

ごま油 大さじ1

作り方

1. 長ねぎはみじん切りにする。

2.ボウルに1.とAを入れてよく混ぜ合わせる。

3. フライパンにごま油を薄くのばし、2.をスプーンで落とし入れる。中火にかけて両面に焼き色がつくまで焼き、Bを加えて全体にからめる。

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